読みかけていた本ですが 昨夜読み終えました
人柄を表すような、面白くスカッとする内容の作品が多いのですが、この「シズコさん」 は
読んでいてつらかったです・・・「シズコさん」 とは佐野さんのお母様です
「四歳位の時、手をつなごうと思って母さんの手に入れた瞬間、チッと舌打ちして
私の手をふりはらった。私はその時、二度と手をつながないと決意した。
シズコさん (新潮文庫)
家族(親)に対して言葉に出来ない何かしらを どんな人でも抱えているのかもしれません
佐野さんはそれを自分の身を削ぐかのように この本の中で言葉にしています
誰にも教えてもらえない、言えないような重いことを文字にできる佐野さんはすごいな、と
あらためて感じました
お母様が痴呆となり「ありがとう」「ごめんなさい」を繰り返す中でとても素直なおばあちゃんに
なっていくんですね それを見て佐野さんは心が開放されるのですが、読んでいる私も何か
癒されたような気がします
「100万回生きたねこ」 の繰り返される 「だいきらい」 の言葉の力がこの絵本が大人のもの
と言われる意味が理解できたような気がしました
今日は日曜日ですが PTAです。。。ほぼ1日つぶれますが、行ってきます(^^)/
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